自宅に帰ったら嫁と男が並んで正座してた。男「嫁さんを貰いに来ました」嫁「私はこの人と一緒になりたい」

俺と嫁は中学生からの同級生で
なれそめは中2のバレンタインデーだ
下駄箱にラブレターとか漫画でよくあるだろ?あれのチョコ版
中学の下駄箱はフタとかしてない構造なので外から丸見えだ
なのでくっさい俺の靴の中にw
小さな手作りチョコが押し込んであった
生まれて初めてもらう女の子からのチョコに
戸惑い半分うれしさ半分
でも残念なことにおいしかったという記憶はない
つーかチョコ貰ったのはいいけど名前とか書いてなかったので
さぁ困った・・・これは誰がくれたのか?
ホワイトデーのお返しができないじゃないか!!
結局そのまま3月の14日が来てお返しできないまま終わった
数日後だったかな、当時の嫁の友達Aがね
「放課後にトイレの裏に来い」っていうんだよ
キレてる顔で言われたからロクでもないことなのは俺でも察したね
んでトイレの裏に行ったら、
泣いてる嫁と慰める嫁友B、怒り心頭のAがいたのよ
一体俺は嫁に何をしてしまったのか
俺は昼休みと言わず休み時間は図書室で慎ましやかに本を読むクソメガネ
ちょっとした美人の嫁とはそもそも接点がない
そしたらAがね「返事ぐらいはしてあげろ」っていうんだよ
はあ?今でも謎なんだけど嫁が言うには
チョコを入れたほうとは反対側の靴にラブレターを入れたらしいんだ
すぐにその返事が来なかったのでずっと待っていた
もしかしたらホワイトデーに返事が来るかなと思って待ってたのに
結局何もないシカトされてるのかな・・・
ってAとBに泣きついた、ということらしい
俺はテンパって「チョコは確かに貰ったが手紙は知らんぞ!」
「チョコの方にも送り主の名前がなかったから」
「返すこともできなかったんだ」と必死で言い訳をする
AとBに挟まれた圧迫面接状態で、
「じゃあ俺と付き合ってください」
「ホワイトデーにお返ししようとおもってたチョコはありますので」
「遅くなったけどそれも差し上げます」と勢いで言ってしまった
Aに「よろしい!」と吐き捨てられた
こいつ怖い・・・
そのまま嫁と俺の家に行って、買ってあったブラックサンダーみたいな
お菓子の袋をあげたら嫁は微妙な顔をしてた
なんで俺のことを嫁が好きになったのかはものすごく謎
背筋を伸ばして本を読む姿がかっこいいと思ったらしい
今でも意味が分からない・・・
そのあとはずっと付き合ってた
とはいえ一応彼氏彼女、ってだけで
カップルらしいことというのはほとんどしていない
家も反対方向で遠いし話すのは学校の中ぐらい
しかも俺は週末は塾に通っていたので、遊べるわけでもない
そもそも俺は中学当時は片思いをしていた相手がいたので
嫁はけっこうかわいいが「あわよくばHできるかもしれない」
という打算があったぐらいのものだった
そのまま対したイベントもなく俺と嫁は別の高校に進学した
嫁は商業、俺は普通科だ
商業高校の男女の比率が偏っていたのが幸いして振られなかったんだと思ってる
高校に入ってしばらくは放課後にたまに会って話すとか
そんなことぐらいしかしてなかった
それが変わったのは、嫁の弟が交通事故でタヒんだのが原因だ
ババアの乗った車が信号無視をして、
チャリに乗ってた嫁弟が吹っ飛ばされたんだ
運悪く深さが2mもある大きな排水路に頭から落ちてしまい、それで亡くなった
通夜に行った嫁は俺に泣きついてきた
俺を離してくれないおかげで、なかなか線香もあげられないし
他の近所の人が、見慣れない他地区の俺を見るたびに複雑な気分になった
そのあとに嫁は俺にべったりと依存するようになった
まだ携帯電話を持ってる人が少なかったので、
家電にしょっちゅう電話がかかってくるようになった
特に何の意味もなく堤防の階段に座って話をするようになった
そのうち俺も嫁を見る目が変わってきたんだよね
今や嫁は俺だけを、俺しか見ていなかった
俺はそういうのに弱いらしい
嫁と初めてしたのはその階段に近い橋の下だ
ロマンもへったくれもないし触ったりもしてない
嫁は痛がったし、俺は最後まで出来なかったし、散々な目にあった
外でしたのは後にも先にも一度きり
俺のばあさんの家に離れがあるんだよね
母屋からけっこう離れてて1階は農機具置き場になってるが
2階に人が住めるようになっている
お袋はしばらくここに住んでいたらしくて
布団と水道とエアコンとトイレだけはあるんだ 風呂はない
俺と嫁はここにばあさんの目を忍び込んで行為しまくった 避妊なしで
いくら安全日についての知識を二人がかかりで総動員したとはいえ
今考えると末恐ろしい、妊娠しなかったのがほんと奇跡
こんな関係が高校を卒業するまで続いた
これで成績が延びるはずもなく、俺は近場の国立大に行けなくなってしまった
私立に行けるほど金に余裕がなかったので
やむなく奨学金を借りて少し遠くの国立に行くことにした
嫁は俺のことを応援してくれていた
俺が地元を離れるその日にもHをして
「俺が大学を出て就職したら結婚しよう」
「それまで待っていてくれ」と、そういった
「待ってる!ずっと待ってるから!」
裸で泣きじゃくりながら嫁がこう言った場面を俺は今でも覚えてる
ちなみにばあさんにはバレていたw
時々黙って布団のシーツを洗濯してくれていたらしいww
普段はすげぇ厭味ったらしい陰険な人で、あまり仲がよくはなかったんだ
でもガンで亡くなる少し前に病院で話したときに、そんなこともあったなと
「嫁とも末永く幸せになれよ」って言われたんだ
大学はいろいろあったが、嫁がらみでは何もこの間なかったので省く
最初の頃はしょっちゅう長電話してたんだが徐々に減って
最後の方は二週間に一度とかだったな
まぁ、それでもずっと嫁とはつながってるんだと思ってた
それぐらいかな?嫁と顔を合わすのは年末年始ぐらいだったっけ
俺が就職して、すぐ嫁を呼び寄せた
嫁は少し太ったし、前ほど行為もしようとはしなくなっていた
とはいえ俺も高校生の頃に比べれば
ずいぶんと欲求が落ち着いていたから、あまり気にならなかった
結婚の話はとんとん拍子に進んだな
式も小さなものを挙げて危険日に行為するようになって
さほどかからずに嫁も妊娠した
昔ほど激しいわけじゃないけど穏やかな幸せというものを噛みしめてた
あ の 時 ま で は …
嫁の妊娠後期になって、俺の親が突然離婚した
俺には何の相談もなく、ただ「別れることになった」とだけ連絡が来た
結論から言うと俺の親はどっちも不倫してた クソが!
親父は女のもとへ お袋は男のもとへ
俺の家は年の離れた親父の妹が住むことになった 叔母さんだな
俺の部屋は高校のころから手を付けずにおいてくれるそうだが
俺はすごく苦しくなった
「俺が信じていた家庭ってものはいったい何なんだろうか」と
今ではどちらとも連絡を取っていないし連絡先も知らん
それで、今度は俺が嫁に依存するようになった
飲み会も断り、仕事中でも暇を見ては嫁にメールを送り
帰ってきたらずっと嫁の傍にいた
この状況が変わったのは娘が言葉をしゃべり始めたころ
ある日帰宅すると嫁が男といた
玄関を開けたらね、嫁と男が正座して待っていたんだ
男はマッチョのイケメン イケメン3:マッチョ7ぐらいの大男
そんで嫁が、俺に「話があります」っていうんだよ
もうその一瞬で血の気が引いた
これ以降の記憶はあいまいだけど書く
リビングに座って話をした
嫁は俺の隣ではなく男の隣に座った
男が土下座して「申し訳ありませんが嫁さんを貰いにまいりました」
「娘さんの養育費も、慰謝料も用意いたしますからお願いします」って言うんだよ
嫁も土下座して「本当にごめんなさい」
「わたしはこの人と一緒になりたいです」って言うんだ
間男に殴りかかろうとして、やめた
物理的手段では勝てないと悟った
俺は俺が間男に勝てる方法を必死で考えた だが何もない
身なりと言動から判断して育ちもよければ金もある
顔でも身体能力でも何一つ勝てないと思った
それでもう放心してしまったよ
「はぁ はい」って感じ
そしたらね、二人して「ありがとうございますありがとうございます」って
そのあとはしばらくぼーっとしてたな
気がついたら翌朝になってて、誰もいなくなった居間で目が覚めた
その日は上司に電話してそのまま布団に入って一日中天井を見てた気がする
夜になって叔母さんが俺の家に来た、娘を連れて
嫁が叔母さんに預けたらしい
叔母さんは何も言わずに俺を抱きしめてくれた
ちなみに、中学の頃の片思いの相手というのはこの叔母さんだ
叔母さんは末っ子で、俺とは5つしか歳が離れてない
俺は叔母さんの胸で泣きじゃくったよ もうどうしようもなかった
叔母さんは服が涙と鼻水でべちょべちょになっても俺を離さなかった
嫁とはそのまま離婚した 親権はそのまま俺が持つことになった
男から嫁の分の慰謝料や養育費を含めて現金で2000万貰った
嫁が荷物をまとめに来たとき、
「どうしてもやり直せないのか?」
「俺に何か悪かったところがあったら全部直す、一生傍にいてほしい」
と言ったが嫁はただ「ごめんなさい」としかいわなかった
それでもう、諦めた
娘は父方の遠縁の親戚で、子供のいない夫婦に預けることになった
そういう事を手配してくれたのは全部叔母さんだ
今では娘はその家の養子になっていて毎月6万ずつ自動振込をしてる
結局俺は仕事が手につかなくなり、どうしようもなくなって自己都合退職した
そして不要な家財を処分して実家に引っ込んだ
実家と言っても実質的にもう叔母さんちだけどね
金はあっても抜け殻になった俺のことを叔母さんはよく世話してくれた
家事も何もしてない、完全なニートの俺を金銭面以外で養ってくれたよ
少しづつ時間が経って病院に行けるぐらいに復活したので
精神科に通うようになった そこまではものすごく長かったような気がした
実際は4か月ぐらいなんだけどね
金はあるにはあるがそれで一生だらだらしてるわけにはいかないから
薬に頼りながらも気力を出すようになって、ハロワに通うようになった
そんな時に嫁と間男を見かけたんだよ
面接の時の履歴書を買いに行くところだったかな
嫁はおなかが少し膨れていて男と笑い合いながら散歩していた
とても幸せそうな笑顔だった
俺の精神状態は逆転した 鬱から躁になった
一言で言えば「こいつら絶対ぶちコロしてやる」ってな
だがしかし、間男と嫁がどこに住んでいるのかがわからない
そもそも間男が何者なのか名前以外のことは俺は全然知らなかったんだよ
それまで知ろうともしらなかったから
俺は地元の同級生に片っ端から連絡を取って情報を集めることにした
そしたら酷い事実が発覚した
大学生として俺が地元にいない間、嫁は浮気をしていた
この男が間男だと俺は確信した
だが、それ以上のことが分からない
行き詰った俺を救ったのは、なんとあの時の嫁友Aだった
間男の嫁だった人物を知っているというんだ
俺は醜いザーボンのような見た目と化した嫁友Aと間男嫁に会いに行くことにした
Aとの中学以来の再開だが、全く会話が弾まない
何があったのかは分からないが以前快活だったAは
内向的になっていた どうしたんだろうね?
Aを車に乗せ、案内をしてもらって間男嫁宅に着いた
長屋式の市営住宅の一室に住んでいた
間男嫁の印象はヤンママとしか言いようがない
間男嫁によると、間男と嫁が付き合っている時に間男嫁は出会い
即座に間男の略奪を試みたのだそうだ
しかし間男と関係を持つことには成功するも、
嫁に地雷をしてもにべもなく追い返されたのだそうだ
間男の言を借りれば間男嫁はあくまでも体だけの関係であり、それも嫁も公認である
「身体の関係でしかないのだからお前とは付き合えない」とはっきり断られたそうだ
が、間男嫁の方が一枚上手で、運よく間男の種を妊娠することに成功していた
これを錦の御旗にすることで親ともども間男宅に乗り込み
「奪い取ることに成功したんだ」
と、これを誇らしげに語る間男嫁に俺は恐怖した
こいつらクズすぎる・・・Aドン引き、俺もドン引き
ちなみに間男の欠点はデカいくせに下手くそなので痛い上に性欲旺盛
このために公認で遊び用の女を作るなどということが
許されたのではないかと間男嫁は推測していた
そんな結婚生活は長続きせず、ある日突然
「金を払うから別れてくれ」と言われたそうで
「じゃ1000万よこせ」と言ったら間男は了解したので
そこからゴネにゴネて3000万までむしり取って離婚に応じたんだとさ
これまた誇らしげに語る間男嫁、ドン引き
それが俺の家に来る半月ほど前の話だった
ここからは俺の推測だが、宝くじにでも当たったんじゃないだろうか?
あるいは遺産相続で纏まった金ができたとか
詳細は分からんが金が突然降って湧いたようだ
だが肝心の間男の住所については間男嫁も知らないという
3000万を払う条件として今後一切の連絡を絶つことが含まれていたようだ
これでまた振出しに戻ってしまった
なんだか落ち込んだAを家まで送って帰宅し、俺は今後の計画を練った
早くしなければ間男の子を嫁が産んでしまう
「その前に腹パンしなければ」とか、キチガイなことを本気で考えていた
手詰まりの状態が続き、間男から貰った金を使って
興信所で居所を突き止めようと考え始めた時のことだった
2011年3月11日
俺の地元は海沿いではなかったので大きく揺れた程度で済んだ
俺の周囲にも被害はなかった だが・・・
12日朝、俺のもとへ嫁親がすっ飛んできた
俺のところへ「嫁からの連絡はなかったか」と
「俺のところに来るはずがありません」
「まさか嫁は被災地に住んでいるのですか」と聞いた
義父さんは「そうだ、俺くんも被災地に一緒に行こう」と切羽詰った様子で言う
嫁親が嫁の住所を知っているのは想定していたが
俺はここには接触を避けていた
俺が嫁親にどう思われてるかわからなったからね
義母さんは「娘は無事か」と聞いた「それは大丈夫だ」と答えた
いきり立つ嫁親を俺がなだめた
「今あっちに行ってもたどり着けるとは思えないし
 余震で次の津波がくるかもしれないんです」
「津波の映像、あれを見たでしょう?死ぬ気ですか」って
嫁親は二人で大泣きしてた、俺もつられて泣いた
嫁は間男と息子の三人で遺体で見つかった
車の中で発見されたそうだ
葬儀についての連絡などが嫁親から来たが俺は丁寧にお悔やみを申し上げて断った
このレスを書く前に、俺は本当は嫁はまだどこかで生きてるんじゃないかと思った
嫁親が俺をだましてるんじゃないかと、ずっと心のどこかで思ってた
ネットで犠牲者の名簿が公開されていることは知っていたが
今まで怖くて見ることができなかった
震えながら、震える手で犠牲者の名簿を調べたら
間男の名字になった嫁の名がたしかにあった
間男と、その子とおぼしき名前も
嫁は何を考えて間男について行ったんだろう
間男はどうしてそんなに嫁に拘ったんだろう
俺には今でもわからない、復讐する機会も失った
ずっともやもやしたまま生きてる